結婚を決めるのはお見合いであれ恋愛であれ当事者同士の意思の一致です。
お互いの結婚への気持ちを確かめる行為、それがプロポーズだと言えます。
いつどんなタイミングで、どのように言うべきか、それは非常に難しい問題であり、正解はないと思います。
お見合いのプロポーズにおいてベストなタイミングというのはお互いの気持ちが結婚に対して高まっている時だと考えられますが、そのタイミングを推し量るのは用意なことではありません。
一方がどれだけ「そろそろいい頃合だろう」と思ったとしても、相手は全然そういう風には思ってないということは充分に起こりえます。
先に告白した方はなるだけ早くその返事を聞きたいでしょうし、された方は気持ちがまだ充分でない場合は交際期間を続けたいはずです。
そうなるとその後の交際には支障が出てくることが多いです。
互いに変に気を使い始めて、純粋に相手を知ろうという意識が働きにくくなってしまうからです。
その結果、返事を待つのにしびれを切らした方がお断りを仲人に伝えるか、あるいは反対に相手の気持ちの性急さに耐えられないと思った相手が仲人にそれを伝えるかのいずれかが起こり、お互いにわだかまりを抱いたままそのお見合いは終了してしまうことになります。
お見合いのプロポーズは本当に難しいものだと言えますが、そういうのはもうある意味仕方のないことだと思います。
計算して避けられるものではないので、そうした失敗もいい人生経験になると思うくらいの気持ちで望むことが大事だと思います。
いざプロポーズという時のシチュエーションについていろいろその時のムードなどについて考えるかもしれませんが、プロポーズを受ける相手にとって大事なのはそういうものではなく、あくまで気持ちであるはずです。
静かでプロポーズの言葉がちゃんと聞こえる場所であれば、そこがプロポーズに適した場所です。
余計なことにとらわれず、自分の思いにしたがって誠実にそれを相手に伝えることだけを考えるのがプロポーズにおいて最も大事な作法であると思います。